実績のある降圧剤で頭痛が起こることも

高血圧の治療には降圧剤が用いられます。降圧剤の中には、血管拡張剤とよばれるものがあります。血管拡張剤とは何らかの働きにより血管を拡張する作用を持つお薬の総称です。高血圧の治療のほかに、狭心症、心不全、血流障害などの治療にも用いられていて実績があります。血管拡張薬の種類としては、「カルシウム拮抗薬」、「レニン阻害薬」、「ACE阻害薬」、「β遮断薬」、「α遮断薬」などがあります。
血管の拡張方法には2つあり、1つは血管壁に直接働きかけるもの、もう1つは、交感神経を遮断することで興奮状態を抑えるものです。
高血圧に主流の降圧剤カルシウム拮抗剤も血管拡張薬で、降圧剤は治療においてとても出番多い実績のある薬剤です。
服用している降圧剤によっては、副作用で頭痛やめまいが起こることがあります。これは、血管拡張薬である場合です。全身の血管を拡張させるため、脳の血管も拡張します。すると、脳の周りを取り巻いている神経に当たり頭痛を引き起こすのです。
特に、初めて降圧剤を服用する時や今までと違う降圧剤を服用し始める時、降圧剤を増量する時などに起こりやすいと言われています。また、気温が高くなる夏は、血管が拡張しやすいため、頭痛が起きやすくなります。
身体をならすために、減量して服用するとよいそうです。しかし、服用は中断せずに続けましょう。高血圧の治療はずっとお薬を飲み続けなければならないわけではありません。お薬をきちんと服用して、血圧を安定して下げることにより、高血圧の改善ができ、改善がしっかりできれば、お薬の服用をやめることもできるのです。そのためにも、実績のある血管拡張剤をしっかりと服用することが大事なことです。